はじめに
第6弾で最終回のVSCodeのMarkdown環境を整えていきたいと思います。
今回はプレビュー機能で表示される画面のCSSをカスタマイズしていきたいと思います。なお、前提として今回は拡張機能であるMarkdown Preview Enhanced
で表示されるプレビュー機能をカスタマイズしたいと思うので事前にインストールしておく必要があります。
環境
- VSCode
- 1.48.2
- Markdown Preview Enhanced
- 0.5.13
改善したい項目一覧
改善したい点は以下になります。
- アウトライン機能 ← 済?
- 画像ファイルの貼り付け ← 済
- リアルタイムプレビュー ← 済
- ショートカット機能 ← 済
- Lint機能(Typoraにはない機能) ← 済
- CSS拡張 ← 今回はここが対象
やりたいこと
デフォルトで見づらいcssを自分好みにカスタマイズして可読性をあげる。
設定方法
beforeとafterの比較
まず初めにbeoforeとafterはこんな感じです。
6.1.1. before:デフォルト設定
- Preview Theme
- github-light.css
- 他カスタマイズなし
6.1.2. after:カスタマイズあり
- Preview Theme
- github-light.css
- 個別カスタマイズあり
6.2. カスタマイズ手順
なお、これ以降の手順は私のcss設定なので自分好みに適宜変更してください。
6.2.1. コードブロックテーマの変更
Markdown Preview Enhanced
のデフォルトのプレビューテーマはauto.css
になっているので変更します。
Ctrl + ,
で設定を開く- 検索バーに
Preview Theme
を入力する。 Markdown-preview-enhanced:Code Block Theme
のセレクトボックスをatom-material.css
に変更する。
6.2.2. プレビューテーマの変更
Markdown Preview Enhanced
のデフォルトのプレビューテーマはgithub-light.css
になっているので変更します。
Ctrl + ,
で設定を開く- 検索バーに
Preview Theme
を入力する。 Markdown-preview-enhanced:Preview Theme
のセレクトボックスをvue.css
に変更する。
6.2.3. 個別カスタマイズ
プレビューテーマの変更とは異なり自身で作成したcssを適用していきます。これはプレビューテーマの設定が上書かかれますので、ベースのPreview Themaの設定に合わせて変更してください。
Ctrl + Shift + P
でコマンドを開く- 検索バーに
Markdown Preview Enhanced:Customize CSS
を入力しEnterをクリックする。 style.less
ファイルが表示されるので中身を下のcssに変更する。
拡張子less
はcssの拡張メタ言語なのでlessの書き方を知らなくてもcssで記述して問題ありません。
// VScode側の設定 // Code Block Theme:atom-material.css // Preview Theme:vue.css /* Please visit the URL below for more information: */ /* https://shd101wyy.github.io/markdown-preview-enhanced/#/customize-css */ .markdown-preview.markdown-preview { @linkcolor : #6DC1FF; @themecolor : #224B8B; // ======================== リンク ======================== a{ position: relative; display: inline-block; transition: .3s; text-decoration: none; position: relative; left: 1.0em; margin-right: 1.4em; // right: 1.5em; color: @linkcolor;/*文字色*/ &:before{ content: "\f0c1"; font-family: Fontawesome; margin-right: .4em; position: absolute; left: -1.0em; } &:after { position: absolute; bottom: 0; left: 50%; content: ''; width: 0; height: 2px; background-color: @linkcolor; transition: .3s; transform: translateX(-50%); } &:hover::after{ width: 100%; } } // ======================== 見出し ======================== h1 { font-size: 1.8em; color: @themecolor;/*文字色*/ padding: 0.5em 0;/*上下の余白*/ border-top: solid 3px @themecolor;/*上線*/ border-bottom: solid 3px @themecolor;/*下線*/ } h2 { font-size: 1.6em; padding: 0.3em;/*文字周りの余白*/ padding-left: 0.5em; color: @themecolor;/*文字色*/ background: #c7def0;/*背景色*/ border-left: solid 5px @themecolor;/*左線(実線 太さ 色)*/ } h3 { font-size: 1.4em; color: #494949;/*文字色*/ border-bottom: solid 3px #c7def0; &:after { position: absolute; content: " "; display: block; border-bottom: solid 3px @themecolor; // bottom: -3px; width: 20%; } } h4 { font-size: 1.1em; // padding: 0.2em;/*文字周りの余白*/ padding-left: 0.9em; color: #494949;/*文字色*/ border-left: solid 5px @themecolor;/*左線(実線 太さ 色)*/ } // ``ブロック code { color: #ff8400;/*文字色*/ // background: #f3f3f3; } }
7. おわりに
まだまだ改善の余地はありそうですが、自分の中では見やすくなり文章書いた時のモチベーションもあがりそうなのでこれにて一旦カスタマイズは終了したいと思います。
総6回でVSCodeのMarkdown環境のベースを整えてきましたがこれにて完了となります。
VSCodeインストール時に比べると格段に使いやすくなったかなと思います。